【映画】男たちの大和/YAMATO

としです。
男たちの大和、だいぶ前に見て書くことが多くなりそうだからと後回しにしてました。

戦後60年記念作品という作品、皆が知っている戦艦大和の壮絶な戦いと、そこにいた男たちの生き様をリアルに描いた映画。
物語は、内田守(中村獅童)の養女 内田真貴子(鈴木京香)が亡き父の遺言の通り、仲間たちの所へ散骨をすべく枕崎漁港を訪ねる。
仲間たちの所とは、戦艦大和が沈没した場所、、、そこまで行ってくれる船を捜すが断られ、途方に暮れているところに明日香丸の船長 神尾克己(仲代達矢)が現れる。その神尾は、大和の乗組員で真貴子の養父は、自分を助けてくれた上官だった。「生きていたとは・・・」と神尾は呟く。

大和の沈没地点へ向かう船の中で語られる大和の話、、、大和に乗ることを誇りに思い、日本の勝利を願い戦場に出る若者。そして終戦間際、沖縄まで迫った米軍を駆逐すべく、海軍最後の戦艦となった大和が、誰が考えても勝ち目の無い無謀な戦いのため、7000人の船員を乗せ、沖縄を目指して出撃する。

既に日本は敗退しつつあり、兵隊として召集された神尾ら少年兵は、大和の乗組員として配属され、祖国防衛のため命がけで戦うことを決意するが、内田ら上官は、戦況を知り大和に乗ることは死ぬことと複雑な気持ちでいる。死ぬことを既に覚悟しているという少年兵でも、凄まじい戦いの中、目の前で死んでいく仲間や兄弟に次第に恐怖を感じていく。自分が死ぬことよりも残された母親や恋人を思うからこそ大きくなる恐怖を、戦争の恐怖と同時に上手く表現している。

最後の出撃前に臼淵大尉(長島一茂)より、死ニ方用意という武士道を説明される、ちなみに本映画の中で、命を題材にしているだけに、命の考え方について、いくつかの名言があったように思う、まずは「武士道と士道との違い」を少年兵に説明するシーンでは、「武士道は死を覚悟して臨むこと、士道は生きることを覚悟して臨むこと」とあった、迷い、士道の道を歩む苦痛も痛々しく演じられる。

また、「片道しかない燃料で飛行機の援護も無い出撃では無駄死にじゃないか、自分の死にどんな意味があるのか聞きたい。この意味の無い死で本当に日本が救われるのか?」という船員とのシーンで「敗れて目覚める、それ以外に日本が救われる道は無い、日本が目覚めるために散る」と説かれ、相手を倒すことよりも、無駄死にして、これからの日本のために捧げるという考えがあって、今があるのかと心に刻まれるシーンだった。

スケールのでかい映画で、ハリウッド超大作なんかと肩を並べられるほど良い映画だった。
是非多くの人に見てもらいたいと思う。

 
男たちの大和/YAMATO 中村獅童, 反町隆史
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この記事へのコメント

Ren
2006年03月18日 08:07
TBありがとうございました☆
泣きました。。。
本当に戦争はいやだ、と強く感じました。
http://blog.so-net.ne.jp/RensGarden/
とし
2006年03月18日 19:19
>Renさん
コメントありがとうございます。
戦争を知らない世代にまで、メッセージが強く伝わりました。

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